水無し印刷

環境に優しい印刷の仲間

水なし印刷

水を使わない「水なし印刷」は有害物質を含む湿し水が不要のため、環境負荷の少ない印刷が可能。従来の製版は、強アルカリ現像廃液の特別管理産業廃棄物としての回収が必要に対し、水なし版は有害な廃液が一切出ない水現像方式です。また、水を使わないためインクの滲み、ドットゲインが少なくより高品質の印刷が可能になります。

ソイ(大豆油)インキ

アメリカ大豆協会が認定している大豆から採取する植物油を原料の一部としたインキ。従来の石油系溶剤の代わりに大豆油を使用し、インキの揮発性有機化合物の低減をすることができます。

ハイブリットUVインキ

従来のUVインキは紫外線照射による瞬間硬化が可能な印刷方式として特殊印刷など用いられていますが、環境面では再生紙にする際におけるインキの分離(脱墨性)が悪く、問題視されてきました。ハイブリットインキは、UVインキの優位性と油性インキの脱墨性を併せもったもので、従来のUVインキと比べ、光沢/演色性に優れ、脱墨性やノンVOCなど環境にも配慮されています。

マイクロフルート

使用した資源を再利用することが環境に優しいことは認識されています。段ボールは、その殆どが使用済みの紙(古紙)から出来ています。マイクロフルートは薄い段ボール(G段)で、従来の段ボールのカラーオフセット印刷では、印刷された紙を段ボールに合紙していましたが、直接段ボールにダイレクトに印刷することで工程を減らすことが出来ます。薄い、軽い、かさばらない、それでいて緩衝性があり、ゴミの減量化、環境問題に貢献出来ることで注目を集めています。

WPAが認証するバタフライマーク

WPAのシンボルマークである「バタフライマーク」の蝶は、オオカバマダラといい、アメリカの国蝶にもなっています。この蝶は、環境のリトマス試験紙とまでいわれるほど、環境に非常に敏感なため、公害や開発の影響でエサとなる木が無くなり、その生息域も年々減少しています。

ウォーターレス印刷を推奨する世界規模の環境保護団体WPA

WPA(Waterless Printing Association)は、1993年にシカゴで設立された水なし印刷を実施する印刷会社と関連会社で組織する団体です。
2002年、ヨーロッパWPAに続き、日本でも設立され、全世界的な地球環境保全運動に広がっています。シンボルマークの「バタフライマーク」は水なし版を使い環境保全に積極的に取り組み、かつ高品質の印刷物を製造する印刷会社にのみ使用が許可されています。協会員印刷会社153社、協賛20社
当社は99番目に会員登録されています。

品質

環境に優しいだけではない、高精細の美しい画像表現

水なし印刷はインキが水でにじまないので、アミ点のひとつひとつがくっきりと表現され、高精細な美しい仕上がりの印刷物が得られます。上質紙やマット紙、和紙などの凹凸の大きい用紙でもアミ点の表現力で、高い品質が得られます。

水なし印刷は何が環境に優しいのか?

有害な化学薬品の使用を抑制し、廃液を出さない印刷方式。

現像工程

強アルカリ現像薬品を使わない水現像

従来の印刷版はpH12以上の強現像廃液のため、特別管理産業廃棄物としての回収が義務づけられますが、水なし版は有害な廃液が一切出ない水現像方式です。

印刷工程

有機溶剤や有害な化学物質を含む湿し水を一切使いません。

従来の印刷版の湿し水廃液は、水質汚濁防止法で定められたBOD、CODなどの基準値をはるかに超えています。水なし版は表面のシリコンゴム層が従来の印刷版の湿し水に相当し、インクを反撥します。そのため有害物質を含む湿し水を一切使わず、環境に優しい印刷が実現できます。